「彼らが本気で編むときは、」を見た

タイトルの後には何が続くんだろう

映画にリアルは求めないの
母になったことがない独身女が客観的にみると
リンコさんと一緒にいたほうが
トモはしあわせになると思うのに

でも、あんな母親でも母親を選ぶのが
リアルなんだろうな

母親はきっと同じことを繰り返すだろう
そのときにまたリンコさんのところに行くのか
それとも、そこはハッピーエンドで
母親は改心していい母親になるのか

リンコさんのガタイがよくてびびったけど
顔はきれいだし、所作が美しいから
どんどん美人な女性に見えてきた

内容は
・母である前に女でいたい母
・母親に愛されなかったから子供の愛し方を知らない母
・男の子に恋する男の子
・いじめ
トランスジェンダーを受け入れた母
トランスジェンダーを受け入れられない母
・介護?
・3代歌い継がれる歌

リンコに対する愛情を全面に出すリンコの母
わからないでもないし
リンコに対する愛情はすばらしいけど
母に置いていかれたトモに
「リンコを傷つける人は誰だろうと許さない」
と言ってしまうのはいかがなものか
それトモには一番つらいんじゃないの?

と、いろいろ詰め込みすぎて全部中途半端な気がしたけど

流れる空気感がここちいいからか
さらっと話が進むからか
見終わった後に物足りなさはなかった

トモを抱いて
「大丈夫、大丈夫」と頭をなでるシーンを見て
わたしが落ち込んでいるときにはこうしてほしいし
大切な人にはこうしてあげたいって思った

ところどころになんかいいなって
そういうシーンがあった

いい映画だった